補聴器外来
補聴器外来

「テレビの音が大きいと家族に言われる」「会話の聞き返しが増えてきた」「電話の声が聞き取りにくい」——そのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
聞こえの低下は、日常生活のさまざまな場面に影響を与えます。コミュニケーションがうまくいかないことで、外出や人との交流が億劫になり、生活の質(QOL)が少しずつ低下してしまうことも少なくありません。また、近年の研究では、聴力低下を長期間放置することが認知機能の低下リスクと関連する可能性も指摘されており、早めの対応が大切とされています。
当院の補聴器外来では、補聴器屋さんが当院に来院して調整を行います。耳鼻咽喉科専門医による聴力検査と診断をとともに、患者さまお一人おひとりの聞こえの状態に合わせた補聴器選定・フィッティングのサポートを行っています。補聴器屋と耳鼻科医師の2つの面から患者様の聞こえの調整を行いますのでよりご安心できるようになっております。補聴器は高額でありますので最初は無料レンタルをさせていただきます。使用した上でご購入をご検討いただけますので安心です。「補聴器を使うべきか迷っている」という段階からでも、どうぞお気軽にご相談ください。
以下のような症状や状況に心当たりがある方は、一度当院へご相談いただくことをおすすめします。
これらは難聴(聴力の低下)のサインである可能性があります。難聴は加齢に伴うものだけでなく、騒音・薬の副作用・病気など、さまざまな原因によっても起こります。自己判断せず、まずは専門的な検査を受けることが重要です。
内耳(蝸牛)や聴神経の障害によって生じる難聴です。加齢に伴う老人性難聴がもっとも多く、60代以降に多くみられます。長年の騒音暴露、突発性難聴、メニエール病、ウイルス感染なども原因となります。感音性難聴は補聴器の適応となることが多いタイプです。
外耳・中耳の問題によって音が内耳に伝わりにくくなる難聴です。中耳炎、鼓膜穿孔(こまくせんこう)、耳垢栓塞(じこうせんそく)などが主な原因です。治療によって改善が期待できる場合があります。
感音性と伝音性の両方の要素が混在している難聴です。
難聴の種類によって、治療や対処の方法は異なります。補聴器が有効かどうかも、検査と診断を経て判断することが重要です。
問診・耳の診察
これまでの聞こえの状態、耳の病歴、日常生活での困りごとなどについてお伺いします。また、耳内の状態(鼓膜・外耳道など)を医師が診察し、補聴器以外の治療が必要かどうかを確認します。
聴力検査
防音室にて、純音聴力検査を行います。これは、さまざまな高さ(周波数)の音をヘッドホンで聴いていただき、どの程度の大きさまで聞こえるかを測定する検査です。また、語音明瞭度検査(言葉の聞き取りやすさを調べる検査)も合わせて実施することがあります。これらの結果をもとに、聴力図(オージオグラム)を作成します。
診断と補聴器の必要性の判断
検査結果をもとに、医師が難聴の種類・程度を診断します。補聴器が適応かどうか、また保険適用の補聴器意見書が必要かどうかについても、この段階でご説明します。そこから補聴器屋さんによる補聴器外来の予約を取らせていただきます。
補聴器の選定・フィッティング
補聴器の形状(耳掛け型・耳穴型・RIC型など)や機能(雑音抑制・Bluetooth接続など)は多岐にわたります。患者さまの聴力データ、生活スタイル、ご要望に合わせて、専門の補聴器屋さんが最適な機種のご提案と調整(フィッティング)を行います。
補聴器装用後のフォローアップ
補聴器は装用を開始してからも、定期的な調整(フィッティング)が必要です。当院では装用後もしっかりと経過を確認し、聞こえの状態に合わせた細やかな調整を継続的に行っています。「なんとなく合っていない気がする」「うまく使いこなせない」という患者さまも、遠慮なくご相談ください。
補聴器の購入は、原則として自費(保険適用外)となります。価格は機種や機能によって幅があり、片耳あたり数万円〜数十万円程度のものまでさまざまです。
ただし、高度・重度難聴の方を対象に、補装具費支給制度(障害者総合支援法に基づく公的補助)が利用できる場合があります。この制度を利用するには、医師による補聴器適合に関する意見書の作成が必要です。当院では、この意見書の作成にも対応しています。詳細については、スタッフまでお問い合わせください。
また、医師が必要と判断した場合の聴力検査などは保険診療(健康保険適用)で行います。
適切に調整された補聴器を使用することで、聴力がさらに低下するということはないとされています。むしろ、聞こえが改善されることで脳への音の刺激が増し、認知機能の維持に役立つ可能性があると考えられています。ただし、不適切な音量設定やフィッティングが合っていない補聴器を使い続けることには注意が必要です。当院では専門的な調整を行い、適切な装用をサポートしています。
個人差がありますが、一般的に数週間〜数ヶ月程度かかると言われています。はじめのうちは、静かな室内での会話から少しずつ使い始め、徐々に装用時間・場面を広げていくことが大切です。当院では装用の慣らし方についても丁寧にご案内しています。
聞こえの低下には、治療によって改善が期待できる病気が原因となっている場合もあります。まずは耳鼻咽喉科を受診し、正確な診断を受けることをおすすめします。自己判断で補聴器を使い始めることで、適切な治療のタイミングが遅れてしまうこともあります。
聞こえの低下は、本人だけでなく、ご家族にとっても気になるサインです。「まだ大丈夫」と思って放置してしまいがちですが、早めに対処することで、日常生活の質を保ちやすくなります。
当院では、耳鼻咽喉科の専門的な診察・検査をもとに、補聴器屋さんとともに、患者さまの聞こえの状態を丁寧に評価し、一人ひとりに合った補聴器の選定とサポートを行っています。「補聴器が必要かどうかわからない」「どこに相談すればいいかわからない」という段階からでも、どうぞお気軽にご来院ください。岡山あかり耳鼻科・アレルギー科は、患者さまの”聞こえ”に関するお悩みに、丁寧に向き合ってまいります。
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